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株式会社第一倉庫冷蔵様 New

チェーンストア向けセンターの物流業務をシステム化。冷凍仕様のケース自動倉庫など自動化設備を導入し、冷凍庫内の人手作業を大幅に削減。

冷蔵倉庫業界でも先駆的となる冷凍仕様のケース自動倉庫(ツイン移載機式クレーン9基、格納数1万5,000ケース)を導入。

第一倉庫冷蔵株式会社様(本社:神奈川県横浜市)は2015年4月、地下に免震構造を持つ地上4階建ての岩槻長宮物流センター(埼玉県さいたま市)を新設。同時にその2階を活用して、大手食品卸から受託した複数のチェーンストアの店舗に各種冷凍食品を出荷する「量販店向け冷凍物流センター(以下、冷凍DC)」を稼働させました。冷凍DCは受託先のニーズに応じた物流サービスを提供してきましたが、2016年4月にはさらに最新の情報機器やマテハン設備を導入して、物流業務のシステム化・自動化を進め、冷凍倉庫内の人手作業の削減を実現しました。

冷凍食品600アイテムの多品種少量配送に対応

さいたま市にある第一倉庫冷蔵株式会社様の冷凍DCは、チェーンストア36社の埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬県内の約400店舗への納品(一部はセンター納品)を担っています。取扱商品は市販用冷凍食品(以下、市販冷食)、アイスクリーム、業務用惣そう菜の計約1,500アイテムに上ります。特に市販冷食は約600アイテムと種類が多い上に商品の回転が速いため、多品種少量配送が必要で、厳しい賞味期限別のロット管理も求められます。冷凍DCは、稼働後しばらくは、入庫検品や入出庫作業の多くを人手に頼っていました。しかし、特に-25℃の冷凍倉庫内における担当者の負担が大きかったため、将来的なアイテム数の増加や労働力不足を見据え、システム化へ取り組みました。

作業時間の大幅短縮、誤出荷の削減を実現

導入した主な物流システムは、文字認識機能付きの無線ハンディターミナル、冷凍仕様(-25℃)仕様のツイン移載機式ケース自動倉庫、冷凍仕様移動ラック、出荷ラベルを自動貼付するオートラベラ、コンベヤラインなど、1日当たり平均12,500ケースの出荷に対応できるシステムです。

商品の入荷は、ハンディ端末で、JANもしくはITFコードをスキャンし、合わせて賞味期限や製造年月日を表した数字を読み取りします。同時に携帯したラベルプリンタから入庫ラベルが自動発行され、ケースに貼り付けし、A品は「移動ラック」、B・C品は、ケース自動倉庫、D品は固定ラックに保管されます。

出荷時は、オーダーを基に、A・D品はハンディ端末を使って、移動ラック・固定ラックから商品ごとに、集約ピッキングを行った後、オートラベララインに投入します。オートラベラが出荷先ごとの出荷ラベルを自動貼付し、コンベヤライン下流の店舗別仕分けエリアに搬送、担当者が出荷ラベルを確認し、出荷先ごとの配送用台車に積み付けします。ケース自動倉庫に保管するB・C品は、商品ごとに自動で集約出庫し、コンベヤ搬送する事で、担当者の作業負担を大幅に軽減しました。その後の流れはA・D品と同様の流れで出荷されます。

商品情報を入力する入荷検品作業。文字認識機能付き無線端末でバーコードと賞味期限、製造年月日を読みとる
店舗別仕分け作業。チェーンストア36社の約400店舗に納品(一部はセンター納品)する。
2ラインあるオートラベラライン。手前が投入口、奥が店舗別仕分けゾーン。

お客様の声

冷蔵倉庫事業部執行役員統括部長 川又 勝浩 様

誰でも簡単に作業でき、-25℃における人手作業も徹底的に排除した仕組みを構築した結果、担当者の作業時間は大幅に短縮し、誤出荷もほぼゼロとなりました 。そして、何より喜ばしいのは、作業者が笑顔で仕事をするようになったことです。