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出光興産株式会社(出光昭和シェル)様 (納入地:千葉県市原市)

潤滑油のドラム缶、小缶保管に防爆仕様のビル式パレット自動倉庫を2棟並列し導入。
製油所内の平置き倉庫を集約し在庫を一元化、同一ロット指定オーダにも迅速に対応

 石油精製元売り大手の出光興産(株)様(本社:東京都千代田区)は、千葉製油所(千葉県市原市)に潤滑油格納用の建屋一体型のビル式自動倉庫「ラックビルシステム(RB)」を2棟建設しました。高い保管効率で在庫を集約し一元管理を図るとともに、潤滑油の同一製造ロットでの指定オーダ出荷に迅速に対応できるようになりました。

出光グループが誇る潤滑油の一大生産拠点

 千葉製油所は1963年に操業を開始。271万㎡の広大な敷地面積を誇り、燃料油や石油化学製品のほか、「潤滑油」「機能化学品」「機能性樹脂」などの高付加価値製品の生産も手掛けています。潤滑油生産では出光グループ最大の拠点です。
 ビル式自動倉庫はドラム缶保管用(スタッカークレーン4基、格納数2,736パレット)と小缶用(スタッカークレーン2基、格納数1,750パレット)で共に防爆仕様となっています。また、ドラム缶用自動倉庫には高速搬送台車「ソーティングトランスビークル(STV)」を設置し、入出庫を迅速に処理できるようにしています。
 潤滑油の主要な用途は自動車、船舶、工業、原料用でアイテム数はおよそ500。所内にある貯蔵タンクから隣接の充填所に送られ缶詰めしたのち、危険物用自動倉庫に格納します。

ビル式自動倉庫により高い保管効率と徹底した在庫管理を実現

 従来、所内には5つの倉庫があり、平置きで保管・管理していました。
ただ、
・倉庫が分散しており製品管理が煩雑
・出荷ミスによる返品が発生する
・荷繰り作業に手間と時間がかかる
 などの問題がありました。
ビル式自動倉庫の導入により、段積み・荷繰りが不要となり荷役作業を効率化したうえ、在庫を集約して一元化したことで管理精度が向上しました。また、お客様から要望される同一ロットでの出荷が確実に対応できるようになり、作業時間も短縮しました。

小缶用自動倉庫の棚は奥行き2列保管のダブルディープタイプ。4ℓ缶は250パレット・7万2,000缶、20ℓ缶は1,500パレット・6万3,000缶を格納できる。
ドラム缶1万944本を格納・保管できるビル式自動倉庫およびシャトル式のデュアルSTVにより入出庫能力を高めた。

お客様の声

PNPJプロジェクトマネージャー 庄嶋 敏樹様

 「延べ2万㎡(充填所を含む)を有していた保管スペースは、4,000㎡へと大幅に削減。今回の自動化で、より的確で迅速な出荷が可能になりました。 これからも製品管理を徹底し、安定供給を図っていきます」