正隆股份有限公司 様

自動倉庫の導入でティッシュ、キッチンペーパーなど紙製品の保管能力向上

正隆,紙製品自動倉庫

台湾最大の製紙会社、正隆股份有限公司様は、ティッシュペーパー、キッチンペーパーなどの家庭用紙製品を中心に生産する竹北工場に自動倉庫を導入。保管能力を増強するとともに、高速搬送台車STVやパレタイジングロボットなど各種物流設備を採用しました。これにより、これまで人手に頼っていた製品の入荷から出荷までの各作業を自動化。在庫精度を高めて出荷ミスを削減したことに加え、外部倉庫の在庫を工場内に集約するなど、物流業務を大幅に効率化しました。

正隆社のビジネスと課題

正隆股份有限公司は1959年に設立。段ボールケースの製造から事業を始め、各種の製品カテゴリーを増やしながら売上拡大を図ってきました。1995年には「春風」ブランドで家庭用紙製品の分野にも進出。現在では、台湾国内に10カ所の工場を有するほか、中国・ベトナム・日本・アメリカに生産販売拠点を展開しており、紙および板紙を年間220万t、段ボールケースなどの加工品は同19億4000万m2生産しています。

竹北工場は1973年に稼働。製造ラインは既に自動化していましたが、完成後の製品は入荷~段積み~搬送~入出庫~仕分け~出荷まで全て人手で行っていました。このため、倉庫棟への搬送や荷繰り作業に時間がかかっていたことに加えて、平置きで段積み保管していたことから荷傷みや出荷ミスが発生していました。更に、在庫スペースが不足していたため、一部の製品は外部倉庫へ委託する必要がありました。

約27万ケース、250SKUの製品を20日程度で回転

自動倉庫は建屋一体型で、長さ78m x 幅43m x 高さ34m、スタッカークレーン6基、格納数13,536パレットの規模。製造等と自動倉庫の間はオーバーブリッジでつながれており、レール長約440mの高速搬送台車STVで結ぶなど大規模なシステムとなっています。自動倉庫では、約27万ケース、250SKUを取り扱い、格納している製品は20日程度で回転します。

これら物流設備により、保管能力は従来と比べて約2倍にアップ。外部倉庫へ預けることもなく、工場内で全てストックできるようになり、在庫精度が向上しFIFOも徹底しました。また荷傷みがなくなったことや出荷ミスが大きく低減した上、従来の約半分の作業者で処理できるようになりました。

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