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株式会社OKC様

出版取次2社が協業して、新刊と注文品の流通機能を集約した新拠点。ケース自動倉庫、自動補充式のデジタルピッキングシステムの導入で、正確・スピーディな商品供給を確立

(株)OKC様(本社:埼玉県戸田市)は、出版取次の(株)大阪屋と栗田出版販売(株)2社の物流事業を専門で手掛ける共同出資会社として、2009年11月に設立されました。2011年2月、同社における初めての拠点として、雑誌・書籍・コミックの新刊と注文品の流通機能を集約した戸田センター(同市)を新設、稼働させました。

センター内には商品の自動補充機能を組み込んだ「デジタルピックシステム(DPS)」をはじめ、ケース自動倉庫「ファインストッカー(FS)」などのマテハン設備を導入し、ピッキング精度や作業効率を高めました。2社が協業して物流業務を行うことにより、「新しい価値を創造する物流」を追求した、出版流通の新しい仕組みとなっています。

補充・ピッキング・検品作業を自動化

戸田センターは3階建て、延べ床面積1万6,828m2の規模。1階は新刊を取り扱うフロア、2階は注文品フロア、3階は事務所・食堂などで構成されています。

物流機能の中核を担う1階では、入荷後、大ロットの雑誌以外はすべて折り畳み式コンテナに詰められ、ケース自動倉庫に一時保管。ピッキングのタイミングに合わせて出庫し、専用のスタッカークレーンで書籍、雑誌・コミック用の“コンテナデジタルピッキングシステム”へ自動補充します。大ロットの雑誌は、パレットのまま重量級保管棚「ニューグッラック」を活用した“パレットDPS”に保管され、フォークリフトにより上段から最下段へ補充します。それぞれの集品ラインではピッカーがデジタル表示に従い、コンテナやパレットから商品をピッキングして、集品トレーに投入。ピッキングされた商品はコンベヤで搬送、重量検品機を通過後、梱包し出荷します。

導入の効果

センター集約・マテハン導入効果

  1. 1.輸配送の効率化実現
  2. 2.出荷ミスの削減
  3. 3.作業スピードの向上

集品ミスを半減、作業スピードは2.5倍に向上

従来、大阪屋と栗田出版販売両社の物流センターは合わせて全国9カ所でした。そのうちの5カ所を戸田センターに集約することで、コスト削減と輸配送の効率化を実現しました。また、表示器を活用したピッキングや無人化したコンテナ補充、重量による自動検品などにより出荷ミスは半減、作業スピードは2.5倍に向上しました。加えて、新刊本の出荷と注文品の出荷業務を統合させることで、スピーディーな商品供給が可能になりました。

計2ラインのコンテナDPS。流動棚「ピックウェイ」(58間口、870表示)背面に専用のスタッカークレーン(1通路2台)を使用した自動補充システムを備える(上)。書籍はトレーに載せた段ボールに投入する
スタッカークレーン5基、格納数9,888棚のケース自動倉庫。出庫した商品はコンテナデジタルピッキングに自動補充される。
計5ラインのパレットDPS。コンベヤ側に291個の表示器が取り付けられている。パレットラックの保管能力は345パレット。

お客様の声

森 考弘様

戸田センターは、これまでにない新しいスタイルの物流拠点となっています。今後は、仕分け機能をフル活用して本以外の商材も取り扱う予定です。流通改革により、新たな付加価値を生み出すセンターを目指していきます。