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ほこた農業協同組合様

青果物集出荷施設の選荷ラインをスクラップ&ビルド
処理能力向上し物流作業を効率化、トレーサビリティも強化

ほこた農業協同組合様(本店:鉾田市、以下JAほこた)は、2012年4月、鉾田中央野菜選荷場(同市)の集出荷施設の選荷ラインを全面的に更新、稼働しました。台車式自動ラック「シャトルラックシステム」などを導入して、荷受け~品質検査~仕分け・一時保管~パレタイジング~出荷まで自動化レベルの高い効率的なシステムを構築しました。また、業界で初めてカラーバーコードによるメロンのトレーサビリティを可能にするなど、効率的で安全な青果物物流を実現。集出荷作業の処理能力向上と消費者への安心感を高めました。

プールラインの能力不足や大震災の影響から更新を図る

これまで、荷受けと出荷の物流差を調整するためプールラインを採用し商品を一時ストレージしていました。ただ、当時のプールラインはコンベヤ上に1ケースでも商品があると次の商品を流すことができないことから荷受け後、作業者が入荷コンベヤへ投入する時に最大約30分の待ち時間が発生したうえ、プールラインのバッファ量がオーバーした時には一時的に庫外に直置きし対応していました。加えて、東日本大震災で施設が被災し業務に支障をきたすようになったことから、これらを改善するために選荷ラインをスクラップ&ビルドしたものでです。

コンベヤ投入の待ち時間はゼロ、カラーバーコードによるメロンのトレースも実現

新システムでは1つのコンベヤ上で複数の商品が搬送できるプールラインと、各段ごとにシャトル(台車)が独立して走行・移載するシャトルラックシステムを設置しました。これにより、省スペース化を図りながら多量品はプールライン、中量・特定品はシャトルラックシステムへと物量・品種によってバッファ設備を使い分けることでストレージ能力が向上。荷受け後の作業の待ち時間がゼロになるなど、物流作業の大幅な効率化を図りました。 従来、出荷する商品の品種・等階級などの情報はケースに貼り付けたバーコードラベルで管理していました。今回、メロンについては業界で初めてカラーバーコードを商品個々に張付。仕分け前に箱のラベル情報とひも付けすることで、店舗に陳列された後も個体管理が簡単に行えるようにしてトレース機能を強化しました。今後、スマートフォンを活用したトレーサビリティシステムの構築も可能となっています。

導入の効果

シャトルラックシステム・カラーバーコードの導入効果

  1. 1.品種切り替えによる待ち時間の削減
  2. 2.フレキシブルなパレタイズ
  3. 3.カラーバーコードによる個体管理トレース
最大格納数1,680ケースのシャトルラックシステム。1基につきシャトル10台、リフタ2台で構成している。
パレタイジングロボット(3台)時間当たりの処理能力は計4,000ケース。

お客様の声

「震災前の青果物売上高は年間90億円を超えて順調に推移していましたが、2011年は5億円以上も落ち込みました。生産者の皆さまには、1ケースでも多くご利用していただくとともに、消費者の方々へはトレース機能などを活用して、より安全性をアピール。売上100億円を目指して頑張っていきます。」